皆さんお疲れさま。NotRealMoneyです。
やっと観終わりました。「アイリッシュマン」。3時間30分の大作。
70代のおじいちゃん世代、歴代のスコセッシ映画の俳優陣のアベンジャーズでした。
学生の頃、30年近く前。
黒澤明の「8月の狂詩曲」を観に行ったあと、「なんだコレは?」とこの映画をさっぱり理解できなかった僕は、「80代の監督が80代の人に向けて作った映画だから」とだれかに言われて(TVかも)妙に納得してしまった記憶があります。
今回の「アイリッシュマン」も監督も役者たちもみんな70代から80代なので、もしかしたら理解が難しい映画かもしれないなと斜めから観てしまっていました。アカデミー賞ノミネートも偉大な監督・役者に対するリスペクトのみで、本当のところどんなもんなんだと思っていたら、非常にレベルの高い娯楽+ドラマムービーでした。
若輩者の僕でも十分に楽しむことができましたよ。
Frank comes out to the exercise yard as Russell in his wheelchair is being pushed by another inmate the other way. pic.twitter.com/ERdXmAao9j
— The Irishman (@TheIrishmanFilm) February 14, 2020
タイトルのアイリッシュマンとは主人公フランクの愛称で、デ・ニーロ(76歳)が演じています。マフィアの世界はたいていがイタリア系なのですが、彼はアイルランド系だったのでそう呼ばれていたそうです。
そのフランクの師といってもいい、ジミー・ホッファはアル・パチーノ(79歳)。ゴッドファーザーの愛のテーマが耳に…。しっかりと顔を合わせての共演は「ボーダー」以来かもしれません。このボーダーより「ヒート」のほうが面白いです。
さらにはホッファにフランクを紹介した影のドン、ラッセルにはジョー・ペシ(77歳)。この3人を中心に、60~70年代のアメリカをコントロールしていく物語が展開していきます。
若かりし頃、と言ってもすでにハアハア息切れしちゃう中年時代からヨタヨタ歩けなくなる時代までをそれぞれが演じているので、青年期以前を別な誰かが演じているようなことはありません。
ほとんどがCGで若返らせている状態ですが、ビジュアル的に若干の違和感は感じますな。もんのすごくお金をかけているのでSFに近い映画かもしれません。
スコセッシの映画「ディパーテッド」並みに簡単に人を殺してのし上がっていくフランクが、ホッファに師事していくことになるのですが、組織にとって邪魔な存在になってしまった彼を最終的に殺めなければならないという迷いがデ・ニーロの無表情から伺えてしまうのが「凄すぎる演技だな~」と感じてしまいます。その時だけはCGが邪魔かもしれない。
実在の人物オンパレードですが、最後まで生き残ったフランクの告白が原作なので、実際にホッファを殺害したのかは不明。
フランクの娘が、懐いていたホッファを殺害したのではないかと距離を置いていくのですが、その娘をアンナ・パキンが演じています。
晩年のフランクがその娘との関係を修復したいと、歩み寄るのですが残念ながらかないません。そのたたずまいが寂しくてね。当然、ハッピーエンドはありませんが濃厚で重厚な映画でした。
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