私は長年Adobeのアプリケーションで仕事をしてきた男です。もうかれこれ25年が経ち、今では切っても切れない存在になっています。
しかしながら、プライベートでは高額なAdobe CCを使うのは難しく、自宅のPCには最初からバンドルされている動画作成ソフトを使っていました。無料の割に使い勝手は良かったものの、細かな点で物足りなさを感じることもありました(笑)。
そんな時、「無料でAdobe CCを使える」というYouTube動画をたくさん目にしました。「本当にそんなうまい話があるのか?」と思いつつ、体験版に登録しました。2週間後に解約しようとすると、「あと2ヶ月無料でお試ししませんか?」というアラートが表示されました。ここまでは動画の説明通りです。
しかし、2ヶ月後、アラートが出なかったので誤って解約ボタンを押してしまいました。本当は別のプランに変更してから解約すると、さらに2ヶ月無料になるらしいのですが…間違えてしまいました。そしてここからが大変でした。なんと違約金が約14,000円発生したのです。年間プランを2ヶ月で解約したため、当然のように違約金が請求されました。さすがはAdobe、といったところです。こうなったら違約金を回避するために行動するしかありません。
カスタマーセンターにチャットで連絡しましたが、1時間近く待たされました。ログイン・ログアウトを繰り返してやっと繋がったと思ったら、対応してくれたのはアジアのどこかの担当者でした(笑)。日本語で問い合わせると、裏で現地の言語に翻訳されてやり取りするため、かなり時間がかかりました。本当に伝わっているのか心配で、泣きそうになりました(笑)。
誤って解約したので元に戻してほしいこと、違約金を回避したいこと、月額3,000円のキャンペーン価格にしてほしいことを伝えたところ、すべて承認されました。これでこの先1年間は有料で頑張ることにしました。通常料金は1ヶ月7,780円なので、半額でお得な契約です。
命がけで編集しますので、ぜひ私のYouTubeチャンネルの登録をお願いします。
契約は来年の6月まで続きます。これからも勉強を続けて、次回はなんとか無料で使いたいと考えています。
30年以上前、私はテレビ業界でADをやっていました。当時はテープで収録し、編集はダビングを繰り返すやり方でした。社長から「ノンリニア編集を覚えてくれ」と言われましたが、何のことかよく分からないまま指定されたオフィスへ向かいました。そこでは、PCで動画編集を行う画期的なプレゼンがありました。使用するソフトはPremiereでした。
残念ながら当時のPCスペックでは、カット編集がやっとという状態で、ほとんど使い物にはなりませんでした。業界自体は徐々にPC編集へ移行していきましたが、その際にはAvidというソフトが主流になっていきました。後にPremiereはAdobeに吸収され、現在のように動画編集ソフトの頂点に立つようになりました。
振り返ってみると、当時、業界の最先端にいたのは二十歳そこそこの私だったのです!