ミドルエイジのスキル

ブラック企業に勤務している50歳を迎えたおっさんが、会社に頼らずに生きていけるよう悪あがきをしまくる雑記ブログ。そのまま定年までなんてイヤだ。

【ネタバレ映画レビュー】シン・ウルトラマン


シンウルトラマン、期待値のはるか上を行く面白さ。さらにその斜め上を行くこだわりを持つ製作陣。


しばらく「シン」シリーズが続いてしまいそうなのと、昨年のエヴァで個人的にはもう良いかな?と落としどころを見つけたような気がしたので今回は「来年あたりにアマゾンで観れば良いや」と、劇場に足を運ぶのは見送ろうと思っていたのだが…。
しかしながら想像以上に世がザワつきまくっていたので焦って公開翌日には観に行ってきた。

2年くらい前から予告公開したり、延期したりでこだわりの製作をしているだけあってね、超面白かった!確かに、シン・ゴジラほどの衝撃は少なかったがその面白さには「超」がつく。何だか知っているのに初めてみたいな感覚でした。庵野を知っている感とでもいうべきか。


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監督は樋口さんだけど、脚本、編集、サントラの選択まで庵野さんだったのでほぼ庵野さんの世界。

で、その世界のウルトラマンの話。オープニングからクセの強いタイトルバック(理解不能)で、始めの5分は情報量とセリフが膨大で頭を整理するのに必死。怪獣は「禍威獣(カイジュウ)」で科特隊は「禍特対(カトクタイ)」と表現されている。ウルトラマンは宇宙人扱いで「外星人」と呼称。もうねこの時点で少ししんどい笑。でもでもこれが今作の面白さのひとつでもある。現代風にリメイクというより庵野風。僕らのウルトラマンではないわけです。「シュワッチ」言わない。カラータイマーナシ。

フルCGのスマートなウルトラマン

当たり前の話。斎藤工が禍特隊に所属しつつ、ウルトラマンに。
体をウルトラマンに乗っ取られてからは感情が面に出なくなってしまう。その相棒に長澤まさみ。

感情的な長澤まさみと無表情の斎藤工との掛け合いは面白い。噂の巨大化する長澤まさみは無表示。

ネットに変身シーンがアップされて速攻ウルトラマンであることがバレるのが現代的な展開。
地球上に古代から存在している禍威獣をウルトラマンが退治していくが、外星人はウルトラマンだけではなく堀北真希の夫がクセツヨで忘れることができない笑。

惑星M78じゃなくて「光の星」からやってきたウルトラマンだったが、なかなか淡白な身内ゾーフィー(ゾフィじゃない)にいっそのこと地球を破壊しちゃおうぜと命令されるが、殺戮破壊兵器ゼットンからなんとか地球を救うことに成功するわけだ。

**コーヒーの苦味に慣れてくると、徐々に美味しく感じて余計に欲してしまうのだけど、庵野作品にある「大人の歪み」を見出してしまうとコーヒー同様に求めてしまうのだ。この歪みは正当ではない世界観なのかオタク気質なのかはようわからんのだけど。

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