一介の格闘技ファンに過ぎない僕が語るのも、大変おこがましい気がするのだけど。
今日は「山本KID徳郁」さんのニュースが悲しすぎて仕事が手につかなかった。 以前からいろんな記事を目にしていたのでイヤな予感はしていたのだけど、あまりにも突然過ぎた。
今週のあたまに公開された「RIZIN CONFESSIONS」#21で姉の山本美憂選手が海辺で泣きじゃくりながらKIDの現状を語っているのを見て、病状はあまり芳しくないんだろうなと思っていた。 まだ若いのでもしかしたら進行も早かったのかも。
近頃はすっかり優しいイメージで、修斗会場で暴れて出入り禁止になったりしていた頃の危ない、危うい感じが無くなってきていたのでもう試合はやらないのかなと感じていた。 膝の手術後あたりから精彩を欠いて、対戦極で金原選手と戦ったあたりから凶暴なKIDではなくなっていたように見えた。
試合前から対戦相手の目を離さないあの感じは須藤元気戦のときに「イヤな感じ」だなと思ってたけど、しっかりKOしたあの頃から、もしかしたら僕はファンだったのかもしれないな。
所英男の耳元で(たぶん)悪意を感じる言葉を発していたけど、なんというか今になってみればどうでもよくて、とくかく病気に打ち勝ってほしかった。 生意気発言、悪態、おおいに結構なので生きていてほしかった。試合しなくてもいいので生きていてほしかった。同じ父親として生きていてほしかった。
SNSでのいろんな選手たちからのコメントを読んで目頭が熱くなってしまった。 帰りの雨で濡れながら泣いていました。
ただ、寂しいです。