ミドルエイジのスキル

ブラック企業に勤務している50歳を迎えたおっさんが、会社に頼らずに生きていけるよう悪あがきをしまくる雑記ブログ。そのまま定年までなんてイヤだ。

【ネタバレ映画レビュー】News of The World / この茫漠たる荒野で

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皆さんお疲れさま。NotRealMoneyです。

2月10日配信スタートの映画「この茫漠たる荒野で」を視聴しました。まず邦題タイトルの茫漠(ぼうばく)がスーッと読めない(50歳)僕が残念なんですけど…。

「とりとめがないほど広い」という意味です。
原題は「News of The World」。ストーリーに直球です。


監督がポール・グリーングラスなので南北戦争後の物語にもかかわらず、リアリティがある作品です。引きの画以外は手持ちカメラ(たぶん)で臨場感が半端ない。

演者の緊張感がTV画面からでも伝わってきます。
希望としてはスマホより大画面で観ていただきたい!


主人公トム・ハンクス扮するキャプテンことジェファーソンが全米をまわって新聞の読み聞かせをして日銭を稼いでいくストーリー。

元は印刷屋だったのだけど、戦争へ出てすべてを失った男。
時代は南北戦争から5年後、登場人物はすべて疲弊して困窮極まりない時代。
みんなガサツで荒い!
旅の途中で出会った白人少女との冒険を観てるこっちが大変でした笑。
リアリティ重視の監督作品なので、どこかで主人公か少女が死んでしまうのではないかという不安が劇中ずーっとあるんですよね。

インディアンにさらわれて育てられた白人少女ジョハンナ。言葉が通じない彼女を親族に送り返さなければならない任務を負うことになってしまったジェファーソン。

言葉の通じ合わない2人が徐々に心が通じ合っていく素晴らしい話でした。


ジェファーソンが「過去を振り返っていてはダメ。前に進むのみ!」と、凄惨な経験をしたジョハンナにアドバイスするんですけど、「過去を受け入れてから前に進む!」と彼女が発するシーンがおじさんには響く…。

ジョハンナが賊に狙われて銃撃シーンがあったり、砂塵が襲ってきたり、2人の往くてには難儀なことが降りかかりまくるドラマ展開。
観ていて、緊張から疲れがドッと出ますので、集中する時間がある時にご覧ください!

最後に妻の死を受け入れて、ジョハンナを連れ戻しに馬を走らせるシーンから涙がとまらず、新聞の読み聞かせは涙で画面が見えなくなったのでそこだけもう一度観ましたよ(興覚め)。

当然賞レースにもノミネートされています。



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