ミドルエイジのスキル

ブラック企業に勤務している50歳を迎えたおっさんが、会社に頼らずに生きていけるよう悪あがきをしまくる雑記ブログ。そのまま定年までなんてイヤだ。

【ネタバレ映画レビュー】Thor: Love and Thunder / ソー:ラブ&サンダー


マーベル映画「マイティソー」がまさかの4作目。前作から超絶売れっ子監督+俳優の仲間入りになったタイカ・ワイティティ作品。次作はスターウォーズというね。
相変わらずサントラが良くて予告編の段階からウキウキするような選曲だった。


巨額な予算を好き勝手に使いまくっているような感覚で、前作よりも吹っ切れた感が増したビッグバジェットムービー。

テンポの良いコメディタッチでの展開は相変わらずなのだが、復帰したナタリー・ポートマンが余命僅かな新たなソーとして活躍する。
雷ハンマームジョルニアに選ばれしジェーンは健康体を手に入れるが…。

「何じゃそれ」といった設定だったが、原作コミック通りなのね。「アベンジャーズエンドゲーム」その後がわかる位置付けだったので楽しみにしておりましたが、旅を共にしていた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の皆さんとは結構早いタイミングでお別れ。もっと絡みが欲しかったけど残念。

主演のクリス・ヘムズワースは今回もゴリゴリに仕上げてきております。

YouTubeでトレーニングのドキュメント観たけど、レベルが高すぎてかなわんな笑。


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シリアスな雰囲気はすべて捨てておバカな神様としていろんなところをガチャガチャにします。
今回は弟のロキは登場しないが、そのロキを偲ぶタトゥーを彫っているのには笑ってしまった。

ヴィランはクリスチャン・ベール。信仰心の強い善人であったが、娘を失った悲しみで悪の道へ。

この「神殺しのゴア」だけ別次元のシリアス演技。各惑星の神様を殺して回るってダークな話だな。
それでいて純然たる悪ではない。可愛い娘想いでねぇ。
ソーはもちろん神様でありヒーローなのでゴアを止めるために奔走。地球にあるシン・アスガルドをおさめるヴァルキリーも勿論参戦。岩男コーグはバラされたり戻ったり。

神々が集うオリンポスでね、すっかり太りまくってしまったラッセル・クロウ演じるゼウスを倒して武器を強奪しちゃうハチャメチャパーティーはワイティティらしい展開だった。
次作にも続く展開あり(どの作品になるかはさっぱり)。

さて、この物語はもちろんハッピーエンドなんだけど。
復活した娘ラブをソーが育てることに。タイトル「ラブ&サンダー」というわけね。
残念ながらジェーンは亡くなってしまうが、ヴァルハラで目覚めてヘイムダルと出会うのも良いオチだった。


今作の評価は別れてしまっているが、個人的には面白かった。3作目を上回ることは出来なかったが、悪くはない。
「ジェイソン・ボーン」4作目のようなポジションである。期待値が高かった割にそんなでもなかったけども面白い。

この記事書こうと思っていたらもうすぐDisney+で配信スタートになったので慌てておりますよ。
ネトフリをあっさりと追い抜いたDisney+は他サービスにとっても脅威でしかないだろう。

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【ネタバレ映画レビュー】シン・ウルトラマン


シンウルトラマン、期待値のはるか上を行く面白さ。さらにその斜め上を行くこだわりを持つ製作陣。


しばらく「シン」シリーズが続いてしまいそうなのと、昨年のエヴァで個人的にはもう良いかな?と落としどころを見つけたような気がしたので今回は「来年あたりにアマゾンで観れば良いや」と、劇場に足を運ぶのは見送ろうと思っていたのだが…。
しかしながら想像以上に世がザワつきまくっていたので焦って公開翌日には観に行ってきた。

2年くらい前から予告公開したり、延期したりでこだわりの製作をしているだけあってね、超面白かった!確かに、シン・ゴジラほどの衝撃は少なかったがその面白さには「超」がつく。何だか知っているのに初めてみたいな感覚でした。庵野を知っている感とでもいうべきか。


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監督は樋口さんだけど、脚本、編集、サントラの選択まで庵野さんだったのでほぼ庵野さんの世界。

で、その世界のウルトラマンの話。オープニングからクセの強いタイトルバック(理解不能)で、始めの5分は情報量とセリフが膨大で頭を整理するのに必死。怪獣は「禍威獣(カイジュウ)」で科特隊は「禍特対(カトクタイ)」と表現されている。ウルトラマンは宇宙人扱いで「外星人」と呼称。もうねこの時点で少ししんどい笑。でもでもこれが今作の面白さのひとつでもある。現代風にリメイクというより庵野風。僕らのウルトラマンではないわけです。「シュワッチ」言わない。カラータイマーナシ。

フルCGのスマートなウルトラマン

当たり前の話。斎藤工が禍特隊に所属しつつ、ウルトラマンに。
体をウルトラマンに乗っ取られてからは感情が面に出なくなってしまう。その相棒に長澤まさみ。

感情的な長澤まさみと無表情の斎藤工との掛け合いは面白い。噂の巨大化する長澤まさみは無表示。

ネットに変身シーンがアップされて速攻ウルトラマンであることがバレるのが現代的な展開。
地球上に古代から存在している禍威獣をウルトラマンが退治していくが、外星人はウルトラマンだけではなく堀北真希の夫がクセツヨで忘れることができない笑。

惑星M78じゃなくて「光の星」からやってきたウルトラマンだったが、なかなか淡白な身内ゾーフィー(ゾフィじゃない)にいっそのこと地球を破壊しちゃおうぜと命令されるが、殺戮破壊兵器ゼットンからなんとか地球を救うことに成功するわけだ。

**コーヒーの苦味に慣れてくると、徐々に美味しく感じて余計に欲してしまうのだけど、庵野作品にある「大人の歪み」を見出してしまうとコーヒー同様に求めてしまうのだ。この歪みは正当ではない世界観なのかオタク気質なのかはようわからんのだけど。

**

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【ネタバレ映画レビュー】Top Gun : Maverick / トップガン:マーヴェリック


あの頃、僕は未熟過ぎて前作「トップガン」を観に行っても何の感銘も受けなかった。ただカッコいい映画で友達とハイタッチを真似するくらいの中学生だった。15歳の少年に25歳のトム・クルーズを理解するには若すぎたかもしれない。

劇場に足を運ぶ前にプライムビデオで30年以上ぶりに前作を観たのだが、主人公の名前がピートなのかマーベリックなのかすら覚えていなかった…。

トップガン卒業前日に続けるか、辞めるかを悩む主人公(なんでや!)。当時の長身トップ女優ケリー・マクギリスの美しさにクラクラするが、その存在もあまり重要ではなかった。
途切れることなくバックグラウンドに流れるサントラはカッコ良く、今は亡きトニー・スコット監督の野心を感じずにはいられない作品だった。
若きティム・ロビンスも5秒くらい映っていたな笑。



今作はオープニングとエンディングのフォーマットを敢えて36年前と同じにしてあったので、その既視感が心地良くしっかりとそのストーリーに没入してしまいました。大して期待せずに劇場に足を運んだので、その反動で大感動してしまった…。前作は観ておくべきです!


実際にトムが戦闘機を飛ばしているので、臨場感がハンパない。
IMAXで観たかったが近所の劇場には導入されていないのが残念だ。
戦闘機の操縦にはかなりの重力がかかってしまうので、旋回する度にトムが「クッ」と踏ん張って声を出してしまうシーンが何度もあるのだが、観ている側にも力が入ってしまう笑。


個人的に監督のコジンスキーは「トロン」「オブビリオン」などのSF大作が得意分野だと思っていたので、戦闘機の迫力を伝えられるのかな?と勝手に不安がっていたのだが、問題有りません!杞憂に終わった。トニー・スコット監督に引けを取らない迫力と臨場感で呼吸が浅くなってしまった。
ご覧の通り、トム・クルーズ史上+市場最大のヒット作に!!!



この年齢になってもしっかりと体作りをしているトム・クルーズを凄いと思わない人はいないだろう。
今作の出演者すべてが素晴らしい。この映画にかけている情熱を感じずにはいられなかった。
戦闘機は置いといて、非常に人間くさいドラマであった。大感動!



今作では失った親友の息子との関係、トップガンのチーム関係、そして某国の核兵器施設の破壊任務を軸にストーリーが展開。

トップガン卒業以降のマーベリックは、そのポジションを転々としながら現場にこだわるパイロットのまま。
核兵器を保有している某国の基地破壊の命令を受け、優秀なトップガン卒業生をレクチャーしていく立場に(作戦を練る人ね)。

グースの息子ルースターとの関係。

すでに母親メグ・ライアンは亡くなっていて、マーヴェリックへ「息子をパイロットにしないでほしい」と頼まれていた葛藤や、息子として、パイロットとして、生徒としての関係に思い悩む。
そのドラマがね、美しくて物悲しくて…。
でも少しコミカルで、良くできたストーリーでしたよ笑。



アイスマンことヴァル・キルマーも登場したんだけど、実生活でも劇中でもガンで声を失っているんだけど素晴らしかった!
久しぶりにマーヴェリックと対峙して声を絞り出すんだけど、AIでヴァルの過去作から拾って作成したらしい。感動ですよ、コレは。
当然敵国との戦闘シーンも観ているこっちが過呼吸になるくらいハードで、是非ぜひ劇場に足を運んだほうがいい作品だったぁ。



50歳の僕が60歳のトム・クルーズに共感出来たのかもしれない。


前作「トップガン」は大画面で視聴したほうが感動も倍になる!!!!!!!!
FireTVをテレビに刺すだけ。


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【ネタバレ映画レビュー】Doctor Strange in the Multiverse of Madness / ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス


永久に続くと思われるMCU。今回は超絶大ヒットを飛ばしたスパイダーマンの後に続くユニバースにして「ドクター・ストレンジ」2作目。
スパイダーマンでストレンジが開いたマルチバースの扉がその後どうなったのか?予告を見る限りDisney+でアニメ「What if…?」を観ていれば今作には没入しやすいだろう。と思っていたが、しっかりと「ワンダヴィジョン」も観ていなければダメ。


今作の監督はサム・ライミ。

1作目のスコット・デリクソンは途中降板とアナウンスしていたが、カメラワークや転換のワイプとか初めからサム・ライミカラーで製作されていたのでだいぶ前から進んでいたと思われる作りだった。「クイック&デッド」を彷彿させる細かい作りこみを感じた。当然だが、ブルース・キャンベルもしっかりと登場していたが劇場で笑っていたのは僕だけだったと思う笑。

もう、マルチバースを唱え始めたら何でもあり。

何でも作れちゃう。作り手が優秀だったらすべてヒットさせてしまう。ケヴィン・ファイギがマルチバースの神なのかもしれないな、ね。


今作はスパイダーマンのユニバースを引きついでいるのかと思ったらそうではなかった。マルチバース=異なる宇宙を行き来できる能力者アメリカ(スペイン人)を奪い合うストーリー展開。夢に登場する自分によって、異なる宇宙に別の自分の存在があることを知る。


今作の強敵はそのマルチバースのどっかの悪人だと思っていたら、アベンジャーズのひとりワンダだった。あの、愛に一途なワンダ。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のあと失った息子たち(双子)を求め、能力を使って別世界に存在する我が子を求め悪に染まる。アメリカを殺してその能力を吸い取ってしまえば別世界へ旅立つことが可能になるわけなんです。

身内だと思っていたら敵だったワンダに対峙するのがドクター・ストレンジ。

我らがヒーローと言いたいが、別世界のストレンジたちはどこ行ってもクズ。この辺りは「What if…?」で予習しておけば面白くなる。
アメリカを救うために、異なる宇宙をいくつも旅することになるが予告にあった通り「イルミナティ」というチームに出会うことに。ファンタスティックフォーやX-メン、女性版キャプテン・アメリカとかサプライズ登場が多くアドレナリンが出まくったがワンダに惨殺されてしまう。殺され方が皆残酷で、さすがサム・ライミといったところ。あの~、いままでのマーベルにない描写です。要注意。

スパイダーマンにつづき情報が盛りだくさん過ぎて頭はパンク。観終わったら、けっこう疲れます。公開がゴールデン・ウィークでよかった。


今作も相棒のウォンは健在で、もはやマーベル作品の「どこでもウォン」状態。ずーっと、いろんな作品に顔を出す。彼がいないと成り立たなくなってきているね。
さらにさらに、エンドクレジットのサプライズにシャーリーズ・セロン登場。この先どんな展開になるのかも気になります。

次作は「マイティ・ソー4」。
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不可殺(プルガサル)on Netflix


韓流ゾンビドラマ「キングダム」のシーズン2はまだかなぁ~なんて楽しみにしているのだが、履歴からおススメにこの「不可殺」が表示された。
自分の好みを表示してくれるのがネトフリである(信じてる)。
ジャンルは「ダーク、スリリング」となっていたので年末から飛びついて視聴していたが、すっかりハマってしまった。
鬼を倒すって言うから「鬼滅の実写版みたいな」感じを期待して観始めたのだがまったく異なっていたよ笑。


600年間生き続けている男の復讐ストーリー

**韓流の俳優に疎いのでアレなんですが、登場人物はすべて美男美女。「プルガサル」という鬼物になってしまった男ファルが主人公。

検索するとたいていミニラみたいな怪獣が出てきたが、最近はこのドラマのヒットで出てこなくなった。**

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  • リ・イングォン
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魂を奪われたために死ぬことができない。家族も惨殺され、復讐を胸に600年生き続けているという「ハイランダー」的な展開。
復讐相手はプルガサルだったが、人間だったファルから魂を奪って人間となり死亡(文字だけだと難しい)。そこから転生を繰り返し現代へ。
「輪廻転生」的な話だったが、復讐しなければならない女性が超絶美女のクォン・ナラ演じるミン・サンヨン。関係ないけど首が長く素敵。

転生復讐劇はピュア・ラブドラマへ転生。

600年前の関係者がすべて転生してくるので、生まれ変わった人間を同じ俳優がそのまま演じている。分かりやすい展開だが不思議。
主人公ファルはサンヨンを殺して魂を奪えば人間に戻って話はお終いになるはずだが、予想通り惹かれ合うことに。なんじゃそれ。



「もういいや」と何度も思ったのだがついつい観てしまうワナにかかる。

1話1時間以上、フォーマットは「秘密の森」と同じで話が進むにつれて退屈に…。

600年前には鬼物と呼ばれる妖怪だか鬼だか存在していて、主人公ファルはすべて退治してきた。この鬼物もしっかり転生して人間に生まれ変わり悪事を働く。倒した鬼物全員が人間になり現代でまたファルに…。前世の記憶を保ちつつファルやサンヨンへ復讐しようとする皆さんのローテーションに、観ているこちらはいささか疲れが出てしまう。
全16話で毎週土日に更新される。必ず間延びしてしまうシーンがあり、ウトウトしてしまうがファルとサンヨンの距離が近づくとキュンキュンしてしまうおっさん。

まあ、好きな人は多いと思うが。ネトフリのランキングでも最終話は10位くらいだった。

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【ネタバレ映画レビュー】Morbius / モービウス #Morbius

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DCジョーカーのジャレット・レトがスパイダーバースのモービウスに主演。2年前に予告を観た気がしたが、ようやく公開。

おそらく、コロナ+スパイダーマン3やヴェノム2のヒットでストーリーの組み替えも行われていたのだろう。

監督は同じソニピの「ライフ」のダニエル・エスピノーサ。

ライフ (字幕版)

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  • ジェイク・ギレンホール
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最近のソニピマーベル作品は意図的に尺を短く編集しているような気がするが、あっという間の120分。
本編最後にしっかりスパイダーバースに参加していた。



血液の病で余命いくばくかの医師モービウスが、吸血蝙蝠の血液を使った人体実験でバンパイア的なヴィランに。

モービウス自身も血液を欲するようになってしまうが、ガリガリだった体は見事なボディに変貌を遂げスーパーパワーを手に入れた。
ずっと望んできた健康体だ。人工血液で急場をしのぐが、いざという時に人間の血液を飲んでしまうと最強になれる。なるべくなら人は殺したくはない。

そして同じ病を抱えた親友マイロがライバルに変身。見境なく人間の生き血を吸い取ってしまう。
まあ、この辺りはありきたりというか想像しやすい展開だった。

タイトルロールを演じるジャレッド・レトは美しく、狂気を含んだ演技が最高。
今作はプロデュースにも参加していて、かなり力が入っているようだ。やせ細った体が本人なのか、筋骨隆々な姿が本人なのかちょっと分からなかった笑。どちらかはCGだろうな。
まさかの50歳なので続編は早めに製作したほうがいいだろう。


モービウスが安堵することはなく、終始苦しみながら生き抜き闘っていくドラマ展開である。当然のようにハッピーエンドではあるが、この先もキツイ展開になるのだろう。


戦闘シーンは激しく、CGとタイムリマップを惜しみなく使用している。

蝙蝠の超音波を目視で分かりやすく表現しているので視覚的にも十分に楽しめる。
町全体を探ることが出来るので恋人を探し出すことも容易い。ベースの色使いもカラフルなので、夜の町の彩も素敵だ。


その恋人、ヒロインのマルティーヌはネトフリ「6アンダーグラウンド」美人のアドルア・アルホナ。

そんなバカな!という展開も先読みができる笑。

次作にも登場必至の死に様。それが敵なのか、味方なのか…。

「ワイルド・スピード」のタイリース・ギブソンが刑事役でモービウスを追いかけるが、まったく役に立たない笑。ゲスト的に登場したような感じですな。

さんざん「スパイダーマン」バルチャー登場のオフショットが公開されてきたが、あきらかに追加撮影。今作には絡みはナシ。同時に映っているが、多分ジャレットとの撮影もしていないんじゃないかな?と勘繰ってみたり。スパイダーマン3の後に繋がるユニバースだと思うが、「ヴェノム」とも絡んでいくのかは不明。
大画面で予習をするべき!

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【ネタバレ映画レビュー】THE BATMAN / ザ・バットマン

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何度生まれ変わったのかわからない新バットマン。

今作は「猿の惑星」をヒットに導いたマット・リーブス監督がリブート。およそ3時間の超大作で、主演は元バンパイアのロバート・パティンソン。普段から影を感じる超イケメン。前髪長め、顔色悪し。痩せ型。ピッタリの配役だ。




もうね、すぐ劇場に足を運んでほしい逸品。万人受けはしないだろうけどさ、多くの人に観てもらいたい。

ノーラン版よりも好きになってしまいました。
今作はサスペンス×ハードボイルド×アクションを組み合わせた至極のストーリー展開。
ゴッサムシティを牛耳るファルコーネ、ペンギン、キャットウーマン、そしてリドラーが全員素晴らしい。そして恐ろしい!
とにかくね、リドラー役ポール・ダノの狂気が凄い。



すっかり闇に目が慣れてしまっている新ダークナイト。

昼夜が逆転している生活に疲弊し、ダークサイドに堕ちる直前のような雰囲気が観ている我々を緊張させる。胸の内に怒りを抱き、過去の記憶を払拭出来ずに目の前の犯罪に立ち向かう。そこにある思いはゴッサムシティの平和よりも両親を失った事への復讐に見える。痛みを伴う闘いにその肉体はボロボロ。だが気力で立っている。すべての雰囲気はダークで、ほとんどのシーンは雨が降り続ける。独特のサントラがバックグラウンドで繰り返され、自然と緊張してしまう。

過去作と異なることが多い。むしろ、いままでのイメージを壊す挑戦をしているようにも思える。大富豪ブルース・ウェインは社交性がなく人前に立つことはめったにない。父親の遺した会社には名ばかりの役員で、会議に参加することもない。もはや解雇寸前だ。生活している屋敷は老朽化が激しく、まるでお化け屋敷。唯一、頼りにしている執事アルフレッドも秘密を抱えながらブルースを支えている。バットケーブの全貌は見えず、登場するガジェットも一部のみ。滑空することもままならず、我々の知っているバットマンらしさはあまり感じない。どちらかといえば、「ブルース・ウェインを知る物語」を観ているようだった。
じゃあ、不満があるかといえば全くない。まーったくない笑。斬新で超クールな映画なんだ。


ヒロイン、キャットウーマンのコスチュームは顔を覆っているだけ。小柄でまあまあ強いが普通の女の子。完成されていない感じが良い。
演じるのはレニクラの娘であるゾーイ・クラヴィッツ。可愛い。当然のように闇を抱え、母親を死に追いやった父親ファルコーネへの復讐を誓う。
表情から「何考えているか分からない」感じがステキ。

町のドンとも言えるファルコーネだが、ブルースとの父親との繋がりも見えてくる。ジョン・タトゥーロが演じている。まあ、この悪ぶりがピッタリのキャスティングで憎らしい!
手下のペンギンが特殊メイクでコリン・ファレル。ちなみに劇中では彼かどうかは分からない笑。サイズが違い過ぎるからだ。
ティム・バートン版とはまったくイメージが異なる。モンスター感はない。
この先、配信サービスでペンギンのスピンオフが製作される。




さて、ゴッサムを破滅へ導いてしまうヴィランがリドラーである。上記の悪たちとはほとんど絡みはない。
今思えばリドラーだけ別のストーリー展開だった。
リドラーだけがブルースの素性を知り、追い込んでいく。
この、ポール・ダノの佇まいが不気味。素顔は普通なのに、観ているこちらはなんだかハラハラしてしまう。あの感情的な様子が恐怖を煽る。



劇中ラストには、当然のようにジョーカーの存在を匂わせている。
期待感は十分に煽られましたよ。

今作はすべての登場人物にリアリティを感じる新しいバットマンだった。

現在ワールドクラスでヒットしているのでトリロジーは確定だろう。
本来なら「テネット」のように劇場にもう一度足を運びたいのだが、3時間もある上にストーリーが濃厚すぎて脳みそがパンクしてしまったので間を開けてからにするかUHDを購入するか迷っている…。


つづく。
前シリーズの予習はプライムビデオで無料。

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