ミドルエイジのスキル

ブラック企業に勤務している50歳を迎えたおっさんが、会社に頼らずに生きていけるよう悪あがきをしまくる雑記ブログ。そのまま定年までなんてイヤだ。

【ネタバレ映画レビュー☆☆☆☆☆】Guardians of the Galaxy Vol. 3 / ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3


全てが良かった。感動した。こんなに涙を流したのはいつぶりだろうか?

手に持ったハンドタオルが涙で重くなっちゃって…。
ジェームズ・ガン監督がすんばらしいのだけど、出演者それぞれがさらにすんばらしい。
MCUで一番好きな皆さん。これでメンバーとお別れなのが寂しすぎる。

何から伝えればいいのか…。
この作品の公開前にガン監督が作品に使用しているサントラを発表。

速攻でアルバムを作って毎日聞いてしっかり予習をしていたのでオープニングのレディオヘッドの「クリープ」を口ずさんでロケットが歩くシーンでいきなり涙してしまった。僕はもうかなりのおっさんだから涙腺がね。
史上まれにみる完璧なオープニングだと思う。この曲ありきで編集してるんだろうけど、素晴らしい!全てのシーンがサントラと合っている。
劇場で、さらにはIMAXで観てほしい。さらにさらに昨年末配信されたスペシャルドラマも観てほしい!

ガン監督が「ロケットの物語を終わりにしたい」みたいなコメントしてたから、ロケットは死んでしまうのだろうと想定していた。

アライグマ時代の幼きロケットの凄惨な体験や別れを知って涙腺が崩壊。こんなにも残酷で物悲しい異世界の物語を美しく感じるなんて監督も自分もどこかがおかしいのかも知れない笑。

失ったガモーラを引きずって飲んだくれになっているスター・ロード。それをそばで支えるガモーラの妹ネビュラ。過去作と比べるとかなり人間らしくなっている。成長したグルートが頼もしくなった。1作目の体に近づくのかと思っていたが、レスラータイプの体形に。これはこれで素晴らしい。愛している。スター・ロードの妹マンティスも楽しい。ドラックスとのコンビが多く、2人の掛け合いは安心して見ていられる。と、ここまでは1作目、2作目をしっかり観ておかないと伏線の回収だと気が付かないことが多い。正直、良く考えられている。ちなみに今作からすでに仲間になってるしゃべる犬は1作目のコレクターから逃げ出した瞬間チラッと登場している。


願わくばもう一度「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を劇場で観たいのだが今作で皆バラバラに。ロケットを中心にしたチームで活動を続けていくが、まあしょうがないな。
ここまでキレイなエンディングを迎えるとは思っていなかったので、非常にハッピーな気持ちで劇場を後にすることができた。ただ、別なMCUに登場してもらいたいもんだ。
星五つ。
このところやることなす事すべて大ヒットのクリス・プラット。
声優でマリオやっても、今作も、Amazonでドラマもなんでもスゴイ!!!
こんな俳優あんまりいないと思う。

【ネタバレ映画レビュー☆☆】シン・仮面ライダー


庵野監督こだわりの仮面ライダー作品。

なんと感想を述べていいのかわからん映画だった笑。予習は必要で、シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンを見ておかないと世界観にはつながらないだろう。演者は全員セリフ棒読み。あえてなのか、感情の起伏が感じられない「ドライブ・マイカー」の本読みみたいな…。周りからはいびきのオンパレードで、ついていけないお客さんは少なからず存在していた。



カット割はエヴァのドキュメンタリーで見てた究極のアングルを選んで撮影。デジタル撮影が多く使用されていて、スマホで撮ったような荒さを感じる画面もあった。ワンショットはセンターピッタリ、2ショットは対照的に人物を立たせる。ズームは多用せず最小限に。庵野さんがそこに命をかけているんじゃないかっていうくらい徹底していた。
雑誌で読んだが、今作に絵コンテは無く撮影当日にどんな感じで進行するのかを決めていたらしい。とにかく普通の映画ではなかった。

エンドロールで「こんなに著名人出てたんだ!」という名前が多かった。個人的には長澤まさみちゃんくらいしか気がつかなかったわ。

主人公は本郷猛。池松壮亮くんが演じている。はい、暗いです。感情がうまく読み取れないし、無理やりバッタにされたのにすぐ受け入れちゃって。でも優しいので敵を倒すたびに悩んじゃったり。碇シンジと同じでした。
ヒロイン浜辺美波ちゃん演じる緑川ルリ子もなんだか人間じゃないっぽいので綾波レイを想像させる。セリフが長いので聞き逃してしまうことが多くなり、設定も理解できずに、早い展開に脳みそが追いつけない部分があった。女子にたくさんしゃべらせたいらしい。

庵野作品はやっぱり庵野作品である。


この2人が死んじゃって、仮面ライダー2号・一文字隼人にその意志を引き継ぐことになるのだが、柄本佑が演じる。昭和の少年漫画的なセリフ回しで、過剰に古臭さを感じてしまう。悪くは無いんだけどね。

キーワードは「プラーナ」。

このプラーナによって本郷猛は変身できる。ラスボスであるルリ子の兄イチローは森山未來くん。ダンサーらしい独特の動き。個性的だが、ドラマ岸部露伴を思い出させた。
体内にあるプラーナをイチローが抜いてハビダット世界へ魂を送ろうとしている。なんじゃこりゃと思ったが、魂を地獄へ送ってるらしい。この辺りは理解に苦しんだ笑。エヴァ見てたら分かりやすいかも。

話が戻るが、死んでしまった本郷猛はこのプラーナによって2号の一文字と意思疎通ができるというわけでした。扱いとしてはアイアンマンのジャービスみたいなヤツ。

面白いのか、そうでないのか、判断できずにいる。万人受けしないのは確か。
本当に、悲しくなるほど、心が動かない映画だった。

エンディングに3曲オリジナルが流れます。

【ネタバレ映画レビュー】Ant-Man and the Wasp: Quantumania / アントマン&ワスプ:クアントマニア


さあ、話題の「フェーズ5」に突入。もうねどこからどうなってフェーズに分かれているのかが良くわからないけど、面白ければいいか。

今回から「量子世界」「マルチバース」と気になるワードがどんどん出てくるので、やっぱりDisney+のドラマ「ロキ」は観ておくべき。予習してから今作を見ると理解が深まる。

量子世界ってなに?

まずはなんとなくの定義を「ChatGPT」に聞いてみた。
「量子世界」とは、量子力学に基づく世界のことを指します。量子力学は、極小の粒子や光子などの微小なものを扱う物理学の分野であり、古典物理学の法則が通用しないとされています。量子力学によると、微小な粒子は確率的に振る舞い、測定をすることでその状態が確定するとされています。また、量子力学では、物質が波動のように振る舞うことができるとされています。
近年のSF映画では、この量子力学の性質を取り入れたストーリーや設定が多く登場しています。例えば、量子力学的な世界において、時間や空間が曖昧になり、複数の現実が存在する可能性があるといった描写がされることがあります。
実際に、量子力学は科学的に確認された理論であり、微小な世界における物理現象を正確に説明することができます。ただし、量子力学の性質が現実の世界にどの程度影響を与えるのかはまだ不明な点があります。また、量子力学を用いた技術開発も進んでおり、量子コンピューターや量子暗号通信などの分野で注目されています。
したがって、「量子世界」は、現実の世界の一部であり、科学的にも確認された理論であると言えます。

さらに「マルチバース」とは?

「マルチバース」とは、複数の平行宇宙が存在するという考え方で、ある時点での世界の歴史が複数の異なるパターンで進んでいるというものです。この考え方は、量子力学に基づくもので、量子力学的な現象によって生じる多重性や曖昧さが、異なる世界を生み出す原因になるとされています。
マルチバースの考え方は、SF作品や哲学などでもしばしば取り上げられており、想像力を刺激するものとして注目を集めています。ただし、現時点でこの考え方が科学的に証明されているわけではありません。
一方で、量子力学に基づく現象によって、一部の科学者たちがマルチバースの存在を支持するようになっています。例えば、量子重ね合わせの原理によって、複数の異なる状態を同時に持ちうる粒子が存在することが示唆されており、それに基づいてマルチバースの存在が仮説的に考えられているということもあります。
総じて言えることは、マルチバースはまだ仮説的な概念であるため、その存在が証明されたわけではありません。しかし、現在の科学の知見に基づいて、マルチバースを想定することが一部の科学者たちによって支持されているということは事実です。



MCUで評価(売上)が低めのアントマン3作目。予告を観る限り、かなり壮大な世界観になっておりこれまでの地元だけの展開ではないことがうかがえる。回を増すごとにタイトルが長くなるというね。

世界を救ったヒーローにも関わらず、いまだに名前をおぼえてもらっていないという寂しい感じも面白い。サンフランシスコを闊歩しているが堂に入っていない笑。


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指パッチン後の世界、スコットの成長した娘が量子世界のマップを作る装置を開発したが逆に量子世界に取り込まれてしまう。オープニングからの展開が早く、あっという間に量子世界に入っちゃうので無駄がない。面白い。

ほんの少し残念なのが、娘役のキャストが「エンドゲーム」から変更されてしまった点だ。まあ、違和感もなく結果オーライなんだがずーっと観ている側からするとキャストが途中変更になるのは寂しいもんだ(アイアンマン2)。

量子世界のキャラクターたちが多すぎて追いつけなかったのだが笑、ビル・マーレイ登場に劇場もザワついていた。
今作から「アベンジャーズ5」へつづく征服者カーンが登場する。ドラマ「ロキ」に登場していたが、このカーンは一人ではなく無限に存在する恐ろしいキャラクター。これまでのサノスとかのレベルではない。カーンを演じるのはジョナサン・メジャーズ。このところ。露出が急に増えてしばらく引っ張りだこ。3月の「グリード3」にも出演。

この最強の敵をアベンジャーズではなくアントマンとワスプと娘とマイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーで倒す展開だ。
30年も量子世界で生き抜いたミシェル・ファイファーのジャネットが強い!アクションもしっかりこなしているような気がした。



主人公スコットは全編コメディ路線で、シリアスな部分を他のキャストが頑張るといった感じ笑。ワスプのエヴァンジェリン・リリーは今作では控えめ(たぶん)。その代わりに娘との掛け合いが多かった。

量子世界に捉えられているカーンはそのまま倒されてしまうが、画面を覆いつくすくらいの悪カーンたちが集ってエンディングを迎える。ケヴィン・ファイギが今作は「キャプテン・アメリカ3」に匹敵する的なことを言っていたが、そこまでだとは思えなかった。おもしろいんだけどね、アントマンらしいというか。

エンドロール後に「カーンは戻ってくる」とテロップが出たんでアントマンじゃないんかーいとツッコミを入れたかったがまあ、シリーズ中では一番ヒットするだろう。

【ネタバレ映画レビュー】 Black Adam / ブラックアダム


「スナイダー・バース」の終焉作品


主演のロックこと、ドウェイン・ジョンソン史上過去最強のキャラクター。そして、過去最強の絞りとも見えるボディ。何喰ったらそんな体になるのだろうか?私、腐ったおっさんと同年代でもある。さすがに裸体が披露されるシーンは少ないが、コンディション作りは「ソー4」のクリス・ヘムズワースと同等かそれ以上かと言ったところ。スゴイのひとこと。

スーパースローを多用する監督、ジャウム・コレット=セラは前作「ジャングルクルーズ」に続いての参戦。シャドウ濃い目の画作りはブラックアダムがカッコよく映る。映える(ばえる)というのか笑?迫力ある寄りのカットも多く、高精細なビジュアルにも感動ものだ。


「ブラックアダムってシャザムだったの?」


公開前から胸の稲妻とか似ているよな~と思ってたけど、5000年前のシャザムという設定であった。あの、面白魔法使い(劇中ではシリアス)によって選らばれしヒーローであったというね。「シャザム!」と唱えると細ロックに戻る。まるで「キャプテンアメリカ1」の不自然なクリス・エヴァンスに似ている。CGでガリガリに補正されている。というわけでDCのキャラたちも自然とマーベルに寄りつつあるなあといった感じ。

今作に登場するヒーローはブラックアダムだけではなく、元007のピアーズ・ブロスナン、他若手3名。このヒーローたちはインパクトが薄いキャラで、初めに登場した「スーサイド・スクワッド」のおばちゃんの方が印象的。

5,000年の眠りから覚めた暴れまくりのブラックアダムを導く少年を自分の息子に重ねて見てしまう。この少年を救うべくヒーローたちと結託して因縁の敵と戦う展開。
まあ、はじめから悪人ではないけど息子を失った悲しみから荒ぶる神となってしまう。現代で良い人に戻って敵を倒す分けですわ。
エンディングまで素晴らしく、予想通りスーパーマンとの絡みもあって大満足であった。
シリーズ化されて続きが気になるわけだが、どうやら2作目はなさそう。

先日、「ワンダーウーマン3」の撮影がキャンセルになったという報道があった。
新しい統括のジェームス・ガンがダメ出しをしたらしい。どうやら「マン・オブ・スティール2」もキャンセルになりそう。悲しいわ。


このところ、情報が錯綜しまくっているが「ブラックアダム」もこの1作で終了。恐るべし、ジェームス・ガン!
ザック・スナイダーのからの『スナイダーバース』は今作で終了して新たなDCのマルチバースが展開されるらしい。

うー、残念だが「ガーディアン・オブ・ギャラクシー3」が絶対に面白いジェームス・ガンに期待するしかないか。
というわけできっと来年前期には配信されているであろう。

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【ネタバレ映画レビュー】すずめの戸締り


あのー、今作は3.11の大震災が辛い人は先延ばしにした方がいいかも。

およそ10年くらい熟睡していないと思われる新海誠監督の新作。

作品を製作するたびにプレッシャーや予算は大きくなり大変だなーと思いながら劇場に足を運ぶ。
監督の目を見てくれ。眠らないとこんなんなる笑。




今作も国内の興行を代表するような作品になると思う。さすがです。感服。面白い。
なんだか中盤から涙が止まらなくなってね、両隣から視線を感じておりましたわ笑。
上映が終わって明るくなると泣いてたのはおっさん独りだというね…。個人的には号泣作品だけど、一般の方は普通にエンタメとして楽しめる作品のようです。



主人公の名前が鈴芽(すずめ)だった。なんだかピヨピヨしたもんが登場するのかと思っていたが全く異なる、想像を遥か上をいく戸締りの映画であった。


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各地に存在する廃墟をめぐり、謹んでいく物語。

そこにある扉を閉めることで災害を防いでいくお清めストーリーとでも言うべきか。気になるような宗教観はない。
タイトルの「戸締り」はそこから。予告ではどこでもドアみたいな感じだけど行く先々でその扉は異なる。
宮崎から北上して震災の起きた東北までのロードムービー。扉をキチンと閉めないと、ミミズと呼ばれる災いが降り注いでしまう。
抽象的で幻想的で美しい絵のような風景に感動。

根底にあるのは鈴芽のピュアなラブストーリー。

いつもの通り坂の上に家がある。繊細で清らかな青春時代。サントラも素晴らしく観ている側の心をグンと持ち上げてくれる。
「天気の子」「君の名は。」同様に好きな子のために体を張って救いに行く。今作では草太(そうた)がソレにあたる。
自らの無知な行動がきっかけで、封印されていた要石(かなめいし)を開放してしまい草太が椅子になってしまう…。
予告で走ってたイスって彼だったのかと衝撃を受けるわ。


深く考えちゃうとかなり重い。

今の日本を俯瞰で眺めつつ、意識したこともない(目に入らないように生きている)我々に突きつけられる現実世界。そこに青春をプラスしちゃう新海監督は何というか凄いよな。
声優陣も素晴らしく、どのシーンを切り取っても一流だらけ笑。
気軽に観に行って、胸に響いて「もう一度観たいな」と思わせるアニメーションを超えたお話でした。

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【ネタバレ映画レビュー】Black Panther: Wakanda Forever / ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー


主人公チャドウィック・ボーズマンが亡くなり、どんな展開を考えているのかと思っていたが劇中でも亡くなるというリアリティを選択していた。

号泣必至の3時間。シリアス過ぎる内容に観ているこちらも胸が締め付けられるようだった。オープニングの荘厳な空気は実際に役者達が悲しみに暮れながら演じているように見えた。リアリティを感じながらも幻想的な映像が多く、圧倒されてしまうことも多かった。監督のこだわりも極上でこれまでに無いMCU作品になった。おそらくかなりの興行収入になるだろう。


突如主人公に押し上げられた妹のシュリ。前作ではおてんばで幼さを感じるかわいい存在であったのに、今作では厳しい表情しか見せない。
その挙句、最強の母(ストレンジ・デイズ以降最強のアンジェラ・バセット)も失ってしまう。どこまで追い込むんじゃ!と言いたくなったわ。
どんどん孤独になっていくシュリを支えるのはオコエ(TWDミショーン)や新キャラ「アイアン・ハート」ネクストアイアンマンのリリ。コメディパートはこのリリ。


科学者シュリをブラックパンサーへ変貌を遂げるきっかけになったのは、今作のヴィランでありながらやっぱりなんとなく良い人の海の王国から来たネイモア。
なんとなくアクアマンとかぶらないような風貌だ。シュリはこのネイモアとの戦いのほか、新たなる国王としての重責を担うことになる。もう、見てられないほど重い笑。


ブラックパンサー、ティ・チャラの恋人ナキアはこのドラマでも扱いは別。
アカデミー賞獲ってる存在感は大きい。このナキアには秘密があってエンドロールで明かされるんだけどね、最終的にこのドラマはここに繋がるようになっていた。誰もが納得するエンドロールだった。


今作はアクションは少なめ。新たなブラックパンサーとして覚醒したシュリは敵との闘いというよりは自分との闘いがメイン。
そのドラマの部分が深く、観ている我々もよーく考えることになる。そのアクションはMMA的な動きが多く、自分好みではあった笑。
しかしながら、「これCGだよな」というブラックパンサーが多数。独特のスタイルのシュリなんで、分かりづらいです。



オープニングも涙、エンディングも涙。
最後の最後に、チャドウィックのフラッシュバックシーンでやられてしまいました。
観る前からこんなに心が重い映画は初めてだった。ラストカットが素晴らしく、一瞬無音になるところがね、胸に染み入る。
そしてサントラが素晴らしい。


来年2月にはDisney+で配信しちゃうだろうから、そこで見返そうか、このまま感動をしまっておくか迷っている。

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【ネタバレ映画レビュー】 Jurassic World Dominion / ジュラシック・ワールド 新たなる支配者


30年前の映画「ジュラシック・パーク」を観たときに、驚きと恐怖で圧巻されてしまっていた事を未だに覚えている。

Tレックスが迫り来るシーンで隣に座ってたおばさんが「怖い、怖い」と呟いていたのが印象的でした笑。

そこから6作目にして最終回。

展開が何となくのルーティーンが決まっていて、何となく同じ話なんだけど面白いというね。

今回は1作目のオールスターが勢ぞろいしてその世界を盛り上げる。


まるで「スパイダーマンNWH」のような豪華な展開と世界線。

ラスボス的な悪人は1作目でスプレー缶の底に恐竜のDNAを仕込んで盗んで行くシーンがあったが、それを依頼してたおっさん。役者は違うけど。
前作で世界に散らばった恐竜を集めて研究施設を設立して時の人になるが、いつも通り1日で崩壊という流れ笑。

前作でクローンであると知った少女メイジーを救うストーリーが軸になる。このメイジーが可愛くてねえ。


その子(思春期)を世から守るべく主人公オーウェンとクレアが秘密裏に育てていたのだが、やっぱり見つかった挙げ句誘拐されてしまう。
ついでに天才ラプトルのブルーに子供が産まれ、コレも見つかっちゃって連れて行かれる。ブルーがめっちゃ怒っちゃって。オーウェンが子供を取り戻す!と約束するわけですよ、恐竜と。


こういうありえない話が超面白かった!

なんかね、旧作の3人が登場するたびに涙が溢れてしまってね…。だったらジョセフ・マゼロとか出せよ!と思ってみたり。


前作でヒゲを蓄えて登場したジェフ・ゴールドブラムが1作目に寄せた風貌なのが良かった。
サム・ニールやローラ・ダーンのシーンも1作目に似たアングルで撮影してたり、なかなかのこだわりを感じたり、スピルバーグへのリスペクトを感じたり。


変わらずオーウェンはめちゃくちゃ頑張って、ダイハードなアクションをこなす。
最近は「こいつは死なないよな」という主人公に特盛りのアクションループをこなしてもらうことが多く、凄い世界でしたよ。
UFCにも招待されることあるしね笑。
クレアことダグラス・ハワードはしばらくの間ひとまわりふっくらしてたけど、今作では戻っていました笑。女優バージョンと監督バージョンがあるみたい。

恐竜たちはほぼレギュラー陣のみで(前作までと変わらず)、身内でケンカする程度。
Tレックスの頭脳明晰さが際立つ展開だった。

あー、もう本当に最後なのか、いくらでも作れそうだけど。個人的には超寂しい。
次作は「ジュラシック・アース」か「ジュラシック・プラネット」みたいな感じだろう笑。

たぶん、いつもの流れだとアマプラで年明けまでに配信されると思うけど劇場で観るべし!!!!

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